2011年09月

2011年09月25日


「ユリゴコロ」沼田まほかる■「猫鳴り」に続いて、このひとのを読んでみた。「やられた!」。最初はただの昼ドラの原作、くらいな感想を持ちつつ読んでたけど、、、。やっぱり、描写の詳細加減が絶妙だし、ハッとさせられる台詞も多いし、なんたって構成がウマい。昼ドラでもいいんだけど、韓流ドラマで観てみたい。ぜひに。(あ、でもこの人の本、厳密には3冊目。むかーし読んだことあるらしいのだが(配偶者に指摘をうけた)、わすれてる…)

「憂鬱たち」金原ひとみ
■直前に読み終えた「和子の部屋〜」に登場していた金原ひとみでも久々に読もう、と隔週通ってる図書館にあったので拝借。この人特有の(特有でもないかな、という気も)世界観みたいのをつくってるのはすごいなあ、文章もうまいし、と思うけど、飽きてくるんだな、こういう系のってちょっと。

「和子の部屋 小説家のための人生相談」阿部和重■小説家の頭の中をのぞき、共感したり関心したり、もう一度その頭の中の構造をなぞってみたり。この感じ、すなわち、小説を読んでいるときと同じ。阿部和重の相談者ぷりたるや、お見事すぎて、感動するほど。角田光代と金原ひとみと、川上弘美のが面白かったかなあ。ああ、桐野夏生も。おもしろい1冊だった!影響されて、先週金原ひとみの本を図書館で借りてきた。次、読むか。

「猫鳴り」沼田まほかる■帰りの電車で読む本がないなあ、と、会社最寄り駅前の本屋にて物色。「おすすめ文庫王国」エンターテインメント部門 第1位」と踊る帯を見て、購入。買った日の2日後に、朝日新聞にて「売れてる文庫」と書評あり。解説は豊崎由美で、大絶賛。はい、大傑作でありました。またこの人の本を読むぞ!

映画
「くまのプーさん」■名前が「プー」だからね。癒されないわけがないわな。保育園友達母娘と一緒に。

(23:36)