2010年06月

2010年06月29日


「もし高校野球のマネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」岩崎夏海■
このタイトルで、まず連想するのがドリフの「もしも・・・」シリーズのコントだけれど、もちろん、言わずと知れた、大ベストセラービジネス本であります。新聞で読んだ著者インタビューによると「青春小説のつもりで書いた」そうだ。ドラッカーうんぬん、がなければ、確かに。スポ根モノにめっぽう弱い私は、恥ずかしながら、最後、泣いた。「青春小説」というジャンルなら対象年齢中学生くらい、って感じだが、、。中学校の自由研究とかでこういう本にそって何かを運営してみたり、取り入れてみたりすればいいのに。ビジネス本好きなママ友から借りました。サンキュ。

「オー!ファーザー」伊坂幸太郎■
まずひとこと。ものすごく面白かった。これまでの伊坂作品のなかで、上位3位には入る。会話がいい。登場人物が、いい。事件は起こるけど、事件なんてなくてもいいくらい、主人公の男子高生と、4人の父親の日常だけで、読める。

「十字架」重松清■
よどみない文章で、スラスラスラスラ読めるのだけど、いじめ、というとてもナイーブなテーマを扱っているにしては、キレイすぎた。ドラマチックになりすぎていて、リアルなテーマだけに、逆にリアルさに欠ける感じが、、。でも、重松清はウマい。語るのがウマい。ウマすぎて、ちょっと語り過ぎで、時々、読んでて恥ずかしいのでした。

「テロルの決算」沢木耕太郎■
私が読むノンフィクションはたいてい、配偶者推薦のもの。ノンフィクションは内容的に重いものが多いので、自分からはすすんで読まぬ。これもそう。ー1960年。社会党委員長、浅沼稲次郎と、彼に向かって刀を持ってぶつかっていった17歳のテロリスト、山口二矢のふたりの人生が、やはりどっしり重く、のしかかった。

「老人賭博」松尾スズキ■ひとの持つもの哀しさ、を書かせたら松尾スズキの右に出る者はいないのではないかね。登場人物たちが心に抱えるもの、ひとつひとつが、哀しくて切ないのだけど、それを少し、笑えるものにすることで、愛おしく映る。わかりにくい優しさを感じる小説でした。芥川賞候補作。

「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女」スティーグ・ラーソン
■下巻、読んだ!あと、2、3と続く。けど、とりあえずひと休み。ミステリー、大河ドラマ、社会問題、政治経済、男女関係、、とにかく読み応えという意味では、厚みがあった。読みつかれた。世界的大ベストセラーとなったことを知らずに若くして亡くなった著者を、おもう。

(22:07)

2010年06月15日

私の住んでるところは、幸いにもまわりに公園が多いのだけど、
結局、なんだかんだいって、一番好きな公園はここ。

最近も、プラプラ。
プラプラしてたら、写真とってくれた。
http://ameblo.jp/adusa23/day-20100612.html

このお店、とてもかわいかった。
また行く行く。

そういえば、先週、我が家にもiPadがやってきた。
こりゃあ、おもしろい。使いやすい。よ。

(21:50)