2009年07月

2009年07月29日

CD
「幻想」TOMOVSKY■TOMOVSKYのサイトから通販でも買えるのだけど、店舗売り上げをのばしたい、という一ファンの想いから、タワーで購入。時折思い出しては考え込んでしまうような、普段は心の隅っこにあるようなことをズバリと曲にしてくれる鋭い歌詞と、優しいメロディーは健在。曲たちのタイトルもいい。名曲「我に返るスキマを埋めろ」、「最初から下に置いておくんだ」「AKY」(ちなみに、“あえて空気読まず”の略)「ねる日」などなど。

(15:03)
外出するなら午前中に。
真夏の鉄則である。
幼子を連れ歩くのなら、なおさら。
ド暑くなる前に。

買いたいもの(もしくは買わなくてはならないもの)がたまると
街へ出る。歩くだけで楽しい街・Kへ、電車に乗って5分ほどで着く。

携帯のメモ機能に記しておいた買い物リストを
ちょいちょいチェックしながら、店をまわる。
到着時間はだいたい開店直後なので、空いている。
こんなことができる育休に感謝しつつ、買い物をする。

ベビーカーにいる私の赤子は、おとなしくしている。
キョロキョロしながら。
ベビーカーに吊るされているおもちゃをなめながら。
時々、私と目を合わせながら。
ありがと、ありがと、買い物がはかどるでござる。

だいたい買い物が終わると、時刻は11時半。
赤子は眠っている。
ちょっと早いけど、今だ。ひとり外食するなら今だ。
足をはやめて向かった先はKFC。

普遍的なおいしさが私に大人気の、
チキンフィレサンドが食べたいのだ。
無性に食べたいのだった。
セットだ。ドリンクはジャンキーついでにコーラで、
じゃがいもの味がちゃんとするポテトのセットだ。

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数ヶ月ぶりにひとりで外食。KFCだけど外食。
おまけに片手には文庫本(新潮文庫の「Story Seller)。
(村上春樹を途中まで読んでいたのだけど、引越で
まだ開いていない段ボールに入っていて、続きが読めないのだ)

今は、こんな時間は、なかなかとれないけれど、
子等が大きくなったら、いくらでもこんな時間はあって、
KFCなんて食べ飽きちゃうのだろうなあ、と考えていたら
なんだかちょっと寂しくなって、そんな風に本から目を離していたら
赤子が泣き出した。可燃と不燃にあらかじめ分けておいた
ゴミをトレーごと右手で持って、ベビーカーを左手で押して、
KFCを後にした。

KFC外食も貴重な時間だけど、赤子といる時間はもっと貴重なのだ。
人生時間、トータルで考えて。

夏休み。小学生くらいの子を連れ歩く親たちも多いこの時期。
一緒にKFCに行って、チキンフィレサンドを絶賛しながら頬張る日が
来るのかなあ、と想像しながら、親子を眺めた。

あ、そういや3歳の長女はもうKFCデビューしてしまったのだった!
忘れていた。
近い将来を想像して、しみじみしていたのに、なんてこった。

(14:17)
期待どおり。文句なし。
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ハーゲンダッツのクリスピーサンド、
クッキーアンドクリーム味。
このところ、
ハーゲンダッツの新製品のCMが流れるたび、
それを観てから24時間以内に絶対食べてる。


(14:11)

2009年07月28日

ずいぶん前から、森山未來の大ファンだ。
でも最近は、彼が出ている舞台やドラマ、映画を
なかなか追っかけられていない。

先日、NHKをみていたら、硬派な刑事ドラマが始まった。
恥ずかしがらずに言うと、未來くんのHPは時々チェックしてるので
彼がいま、どんな仕事をしているかは、だいたい把握している。
だからこのドラマに出ていることは知っていた。
主演の武田鉄矢が、未來くんの演技を絶賛しているのも知っていた。

釘付けになった。観てよかった。久しぶりに心を揺さぶられた。
演技が上手い、下手、ということはよくわからないけれど、
彼がつくりあげている人物に、彼が演じている役に、
心の底から、引き込まれていくのだ。
観終わったあとは、現実に引き戻されるからだろう、
スッと体の力が抜ける。
観ている最中はそれほど、集中してしまっているのだ。

また、彼の生の芝居を見ることができる舞台に足を運びたい。
4ヶ月の長男よ、はよ、大きくなあれ。

あ、ちなみに長男、船越英一郎に似てきた。最近。
嫁が棒をこしらえるのか。そうか。楽しみだ。

(11:49)

2009年07月13日

3歳の娘がいつもベランダ越しにおしゃべりしていた2歳の女の子、かわいいかわいい、といつもなでなでしてた、下に住んでた1歳女の子、保育園の行き帰り、いつも「ただいま」を聞いてくれたお花屋さん、成長を見守ってくれた大好きな佐川急便のおじさん、レシートを必ず手渡してくれた八百屋のおじさん。
娘は引っ越してから2~3日、引っ越す前の家や、その周辺の人たちを懐かしんで、時々泣いていた。そして私も一緒にメソメソした。

同棲、結婚、妊娠、出産、2字熟語の人生のイベントの嵐をすべてあの家で経験した。想い出が無いわけがない。狭くて、首をひねれば家族の顔が見えた。ごちゃごちゃした部屋には、しみついたぬくもりがあった。

隣町に越しただけなのに、最寄り駅は一緒なのに、すごく遠くに来た気分だ。

行こうと思えばお花屋さんにも行けるし、佐川急便のおじさんにも引っ越してから、会った。「もう、あの家にはいないんだよねえ」と車の窓から笑顔で言ったおじさんのそのひと言に、さびしくなった。

でも、徐々に新しい家にも慣れてきた。前の家にしょっちゅう遊びに来てくれてたお友達が新しい家にも遊びに来てくれたことで、かなり、なじんだ(M母娘、G母息子、サンキュー)。慣れてきたので、あの驚くような寂しさの感情を忘れないために、ちょっと書いておいた。自分でもびっくりしたので。

新しい家のそばにはこんなすてきな公園もある。また、思い出したら泣いちゃうくらい、いい想い出ができますよう。
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(23:32)